アロマを感じるシネマ『西の魔女が死んだ』から観る大切なこと
こんにちはMayuです。
今回は2008年に公開された『西の魔女が死んだ』と言う映画を知っているでしょうか?題名が衝撃ですよね、、、ですが内容が素敵なのですよ。
私自身はこの映画の公開から数年後にこの映画の存在を知りました。
ステイホームな時間を楽しい時間するということで、今回はこの映画『西の魔女が死んだ』を改めて観なおしてみました。
この映画を改めて観て、この映画からアロマを感じました。そして物語にとても共感し、私たちがこれからの未来を過ごすための、軸のような部分を観た気がしました。
本当に素敵な映画です。
今回は、映画『西の魔女が死んだ』と、映画にも登場するアロマのご紹介をしていきます。
あらすじ
この作品は、梨木香歩さんのデビュー作でロングセラー小説が映画化された作品です。
中学生の少女マイは学校になじめず『学校へはもう行かない』と突然言い出しました。みかねたマイの母は、マイの祖母「西の魔女」のもとで過ごしてみることを進めたのでした。
マイは祖母の「西の魔女」が大好きでした。これから過ごす1ヶ月間『魔女修行』マイはなにを見てどんな気持ちを抱き感じ過ごしていくのでしょうか?
緑溢れる風景とともに一人の少女の心模様を楽しむことができて、深く浸ることのできる作品です。
西の魔女はマイを優しく暖かく出迎えました。西の魔女の住むこの家の庭には季節の花々やハーブたちも優しくマイを迎えてくれたのでした。
ここで過ごすマイの心は、祖母と過ごす事で成長し、彩りを増していくのです。
当たり前の大切さ、自分の言葉で話すことや生きると言う事、喜び笑い怒ること泣くこと今だからこそ、よりシンプルに物事を捉えて私たち自身の生きるに笑顔を咲かせていきたいですよね。
魔女の家を彩るお庭
サンクチュアリーと呼ばれる森の中で山から流れる美しい川やそこ吹く風、お家にはイングリッシュガーデンの様式でたくさんのハーブが植えらています。
ある日、マイと祖母がたくさんのラベンダーの上で洗濯したてのシーツを干して乾かすシーンは、ラベンダーの香りのするシーツに眠るなんて素敵なんだろうとその日の私のリネン用のアロマはラベンダーにしてみました。
太陽の香りとラベンダーの甘く爽やかな香りにとっても癒されました。
皆さんは、『イングリッシュガーデン』を観たことはありますか?
日本で有名なのはイギリスのターシャテューダや、京都のベニシアさんなどがよく知られていますよね。
少し話がそれてしまいましたが、、、
作中のマイの祖母(西の魔女)は、このお二人を彷彿させます。
この作品をみられた方の中には、同じように思った方がいらしゃるかもしれませんね。
この記事の最後にラベンダーの精油のご紹介をしていきたいと思います。
それでは引き続き物語について触れていきましょう。
魔女修行
普段の学校や生活からエスケープしたマイが、一番最初に祖母とする仕事は「野イチゴ摘み」
野いちごで作るジャム見てるだけでお腹が空いてしまいます。
自分の手で詰んだ野いちごのジャム想像してみてください!それだけで幸せな気持ちになりませんか?
その夜マイは祖母から聞いたのです。
『魔女は本当にいるんです、おばあちゃんのおばあちゃんはとても優秀な魔女でした』と。
マイは、魔女になる決意をしました。祖母は優しく言いました。
『魔法や奇跡をことすには精神力が必要です』と教えます。
そして、精神力を鍛えることとして、「まずは早寝早起き、食事をしっかりとすること、よく運動をし、規則正しい生活をする」と指南しました。
魔法使いでなくとても、私たちが生きる中でとても単純で当たり前のこと!と思われている方もいることでしょう。
私も同じことを思いました。
ですが、、、実生活のなかでは、意外と難しかったりもしますよね。。
だからこそ、生活の本質として、とても大切なことなのではと感じました。
今、それは理想的で、現実的な生活ではないと揶揄されることもあるとは思いますが、リモートワークも推奨されてきている今は、以前ほど難しくなく、叶えやすい生活様式になってきているかもしれません。
行動の規制や人と人との距離。
現代の社会では、当たり前のことが叶わなくなってきているからこそ、西の魔女の言う”単純で当たり前”を大切にすることに、一歩一歩、歩みを進めたいと感じるようになりました。
それはある意味新鮮で、今の1秒1秒が、かけがえのない物で、とても大切に思えました。
この映画は、コロナ禍でウツウツとしているだけでは、とてももったいないことだと感じさせてくれました。
変っていくこと変わらないこと
マイはある日とてもショッキングな出来事に遭遇してしまうのです。
その経験で生まれたマイの中の感情”悲しみ苦しみそして大きくなる他人への疑惑と憎悪”思う心のすべてをぶつけて来たマイを受けて強く優しく祖母は包み込み問いかけました。
「疑惑や憎悪で一杯になった心では、憎しみや恨みしか生まれない、そういうエネルギーは酷く人を疲れさせると思いませんか?」マイはその言葉に小さく頷き納得をしました。
その夜のこと、祖母は夜中にクッキーを焼いてマイの部屋へいくと、マイは「おばあちゃん、私ダメだね。」そう言いました。
「マイは立派にやっていますよ、時間がかかることもあるのです。」と祖母は言い2人は笑顔の中あたたかなクッキーとハーブティーを口に頬張りました。
映画『西の魔女が死んだ』の1シーンより
ある日、父親が訪ねてくると母親から電話がありました。
訪ねてきた父親は「そろそろ一緒に暮らしたい。」と切り出します。マイは、少しうつむき「少し考えさせてほしい」と言いました。
マイはその夜、ポーチへ出て夜空を見上げながら悩んでいました。「私は一匹オオカミで突っ張るのか?群れで生きる楽さを選ぶのか?」そんなマイに祖母は言いました。「その時その時で決めたらどうですか?自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思うことはありませんよ。サボテンは水に入る必要はないし、シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからって誰がシロクマを責めますか?」
映画『西の魔女が死んだ』の1シーンより
2つのシーンを引用してみました。
少女マイの感じる息苦しさとはきっとこの世の中で生きている私たち全ての人間にも、形を変え同じように悩んだり苦しんだ覚えがあるのではないでしょうか?
人にはそれぞれに感じる息苦しさがありますよね。この作品の優しさに触れて、少女マイからの目線に立って自分自身を見つめることで、西の魔女からの言葉に励まされ、そして自身を省みることのできる作品だと思いました。
私自身が感じたことは『変わるも自分変わらぬも自分』
『目線の先を捉えること全てが正しいとは言い切れない、私の目線と誰かの目線では見えているものは違うのだから。
『全ての答えは自分自身で見つけていくもの。』
今回は映画『西の魔女は死んだ』題名が斬新すぎて実は最初は犬猿していた作品でした。
劇中に何度も何度も温かい気持ちになるなんて、こんなにも何回も観る映画は片手の数ですがこの作品はその中の一本です。生きるヒントを沢山くれた作品でもあります。
『何をしてどう生きるかを自分自身の心で決断する。』そんな気持ちを与えてくれた作品でした。心からオススメできる作品です。アナタの心にはどう映るのか、、、ぜひ、ご覧いただきたい作品です。
『西の魔女が死んだ』は、Amazon primeやUnextなどで配信されているので、気になった方は、是非ご覧ください!
それでは、お庭に沢山咲いていたラベンダーの上に洗い立てのシーツを干してラベンダーの香りに包まれたリネンで眠る幸せをアロマ精油でクラフトしていこうと思います!
『西の魔女』の優しさラベンダーのリネンで優しい香りに包まれていい睡眠を
『ラベンダースーパーを使ったリネンスプレー』
<レシピ>
ラベンダースーパー精油・・・8滴
ティートゥリー精油・・・・・5滴
無水エタノール・・・・・・・28ml
精製水・・・・・・・・・・・3ml
遮光瓶(ブルーや茶色のスプレー瓶)
※今回精油濃度は2%です。30mlの遮光瓶です。
左上から1下2右上3下4です!!
- ラベンダースーパー8滴とティートゥリー精油をビーカーに入れ混ぜます。
- 混ぜた精油に無水エタノール28mlをビーカーに入れ、精油と混ぜ合わせます。
- 2に精製水3mlを混ぜ合わせます。(精製水を混ぜると白濁になります。)
- 3を遮光瓶に移し変えて完成です!!
クラフトも是非作って楽しんでくださいね!!
次回は映画繋がりで、自然保護活動家と俳優という多岐にわたる活動を展開されている『華 みきさん』のインタビューでご紹介していきますよ。お楽しみに!!