私たちの身近なハーブ食材と精油Part1 アロマ&ハーブ
こんにちは!Mayuです!
今週もはじまりましたね!いつもご覧いただき、ありがとうございます。
さて、さっそくですが、現在、食材として身近になっている食材にも精油やハーブがあることを知っていますか?
精油というと、どうしても一般的にアロマのマッサージなどの印象が強いですよね。ハーブあまりなじみがないと感じる方も少なくないのでは、、?
しかし、日本の植物達にも、 美味しく香りが良いハーブ類などの食材や精油があり、食材の味を知って、その本来の香りと共に楽しんでいただけるように、今回は日本のハーブとまた世界のハーブをご紹介しながら、精油とハーブを使った料理や飲み物などのご紹介をしていきます。
ハーブと精油の種類
『バジル』
- 学名/Ocimum basilicum(オキムウム・バジリクム)
- 主な産地/インド・ベトナム・マダガスカル・ネパール・インドネシア(日本での主な生産地:沖縄・茨城・千葉・群馬・三重など)
- 和名/メボウキ(目箒)
最近ではイタリアン料理の普及とともに日本でも認知度が高まっていますね。インドでは寺院で神に捧げる為の高貴な食材として、寺院にも植えられていました。
バジルは水に浸すと水溶性植物繊維のグルコマンナンがある為ゼリー状に変わります。
そのゼリー状のバジルで目に入ったゴミを取り除いたことから、目箒(メボウキ)と呼ばれ日本に初めて入ってきたときは、食材と言うよりも目薬としての使用を目的に輸入されていたそうです。今のバジルに持つイメージとだいぶかけ離れた使用方法ですよね。
- 分類/シソ科メボウキ属
- 使用/葉 (※精油:花と茎葉)
精油として
【主要有効成分】フェノールメチルエーテル類・チャビコールメチルエーテル/モノテルペンアルコール類・リナロール
- 香りの特徴/爽やかでスッキリとしたスパイシーな香りです。
- ブレンドする相性のいい精油/柑橘系
*精油で使用する際の禁忌
バジル精油はチャビコールメチルエーテルが皮膚を荒らす可能性があるので、必ず50%以下に希釈して使用してください。
食材として(有効成分)
【有効成分】フラボノイド・タンニン・ビタミン・ミネラル
- 使用例/ハーブティー・ジュノベーゼ・ハーブビネガー・カプレーゼ・ポモドーロなど
バジルは、ハーブティーとして用いると、胃腸の諸症状の改善や不眠の改善に効果的と言われています。
『ジンジャー』
- 学名/Zingiber officinalis(ジンギベレン・オヒキナリス)
- 主な産地/中国・インドネシア・スリランカ・ベトナム・マダガスカル
- 日本での主な生産地/高知・千葉・和歌山
- 和名/ショウガ(生姜)
日本では奈良時代から栽培が始まり古事記にも記載されています。諸外国ではショウガを食用としては使用せず、生薬として摂取していたそうです。
ヨーロッパでは植物としてショウガを初めて目にしたのは、マルコ・ポーロがインド、中国で発見したのが初めと言われています。新大陸が発見されると共に、ショウガは栽培作物として、16世紀半ばには西インド諸島がショウガの産地となりました。
- 分類:ショウガ科ショウガ属
- 使用:根茎/精油:根茎
精油として
【主要有効成分】 セスキテルペン炭化水素類:ジンギベレン・β-セスキフェランドレン、α-ビサボレン、モノテルペン炭化水素類、カンフェン
- 香りの特徴/爽やかでスパイシーな香り。
- ブレンドする相性のいい精油/イランイラン・ローズウッド・シダー・ネロリ・ベンゾイン・コリアンダー
食材として
【有効成分】ジンゲロール・ショウガオール、ジンゲロン
- 使用例/ショウガシロップ:ショウガスープ・炒め物など
ショウガは、食材として使う場合、胃の不調や冷え性の改善から、乗り物酔いなどにも効果的と言われています。
*ジンゲロール:ショウガの生の状態である成分です。身体の芯から内臓を温め、免疫力の向上や抗菌作用がある為、風邪の予防に効果があると期待されています。
*ショウガオール:加熱したりドライにした時などに得られます。ショウガの辛味成分で、血行促進で代謝のアップに繋がりむくみの解消にもデトックス効果があり美肌にも効果的と言われています。
ハーブ&精油を生活に取り入れてアナタの味方に!!
ハーブと精油は、アナタの力強い味方となってくれます。ちょっと気分がすぐれないなと感じたり、少し不調だなと感じるとき、それは甘えではなく、体からのSOSかもしれません。自分自身の体調を自分自身に耳を澄まし、自分をいたわることも、上手に生きるコツではないでしょうか?
日常生活に、ハーブや精油を取り入れてみたら、落ち着く時間が作れたり、イライラした気持ちを和らげる助けになります。