アロマで感じるお正月『松の香り』精油で森林浴をしよう

お正月はゆっくりと過ごされましたか?
アロマインストラクターのMayuです。
日本のお正月は楽しく、風情があり気持ち新たに新しい年を迎える清々しい時ですね。
松の内とは、元旦から歳神様がいらっしゃってお家に飾ったしめ縄、門松、鏡餅、水引などに宿った歳神様が1月7日に帰られる迄のことを言いますよね。日本にはこんな素敵な風習があり、年の瀬から年明けを特別な時として、心穏やかに過ごす事が出来ますよね。
ところで、お正月の門松やお飾りなどに付いている松の香りは分かりますか?
昔、香ったことがあるという方もいるかも知れませんね。
実は、その松にも精油があるのです。
松は、マツ科の針葉樹で、数種類あります。今回はお正月に因んで松の種類とその精油をご紹介していきますね!
マツ科の植物と精油
[世界の精油]
『アカマツヨーロッパ』別名オウシュウアカマツ
- 学名/Pinus sylvestris(ピヌス・シルウェストリス)
- 産地/フランス、スロベニア、クロアチア、リトアニア、ブルガリア、オーストリア
- 部位/針葉
- 香り/深みのある森林の香りが楽しめる精油です。リフレッシュに適しています。
『アトラスシダー』
- 学名/Cedrus atlantica(ケドルス・アトランティカ)
- 産地/モロッコ
- 部位/木部
- 香り/甘く優しいウッディな香りの精油です。
(*禁忌 神経系の疾患のある方や、妊婦などの使用はできません。アトラスシダーの成分の中に含まれるケトン類に神経毒性と堕胎作用がある為、基本的に禁忌の欄に当たる方はご使用を控えてください。)
『ブラックスプルース』
- 学名/Picea mariana(ピケア・マリアナ)
- 産地/カナダ
- 部位/針葉
- 香り/鼻を抜ける清涼感と苦味を感じさせる精油です。
『パイン』別名フランスカイガンショウ、メリタイム・パイン
- 学名/Pinus pinaster(ピヌス・ピナスター)
- 産地/チュニジア、フランス
- 香り/若葉の爽やかな香りで森林浴を感じることができる精油です。
[日本の精油]
『姫小松』
- 学名/Pinus parviflora(ピヌス・パルビフローラ)
- 産地/日本
- 部位/木部・枝葉
- 香り/優しい女性を思わせる甘く爽やかな精油です。
*この姫小松に含まれる成分のネロリドールは女性ホルモンのバランスを整える効果があると言われていて、女性の味方となってくれる精油でもあります。
『樅(モミ)』
- 学名/Abies firma(アビエース・フィルマ)
- 産地/日本
- 部位/枝葉
- 香り/スッキリとして頭の冴えるような精油です。森林浴効果があります。
*抗菌力が強く、食べ物の保存箱などにも使われています。
今回はお正月の縁起物としてよくみられるマツ科の植物と精油をご紹介してきました。
見て頂いてわかるように、精油にはヨーロッパなどのアロマテラピーで使われる精油が世の中でアロマと呼ばれてきたのですが、最近では日本精油も出てきました。
日本人に産まれた私たちですから、是非日本の風習や文化そして資源を大切にし、その恩恵を感じてみてくださいね。
それでは最後に、ご紹介した精油などを使ったレシピをご紹介します。
薫る森林浴と入浴でリラックス!

用意するもの
- 姫小松・・・・・・・5滴(精油)
- ラヴィンツァラ・・・2滴(精油)
- マンダリン・・・・・3滴(精油)
- 乳化剤・・・・・・・4ml
作り方
1、精油を全てブレンドして、乳化剤と混ぜます。
2、入浴38℃〜40℃のお湯ゆっくりと混ぜます。
3、10〜15分と時間をかけて鼻から深い呼吸を意識しながら、ゆっくりと入浴してみてください。
- 必ず乳化剤などで、精油を希釈してご使用ください。精油が直接皮膚に触れる事で、皮膚を荒らす可能性があります。
- アトラスシダーの禁忌は必ず守って安全にご使用ください。
今後も精油の紹介などでは禁忌のあるものに関して記載していきますので、精油を安全に楽しんでいただく為に使用する際は絶対に守ってくださいね。
2020年が始まり、まだまだ寒い日が続きますが、アロマの香りを使って風邪の予防や身体を温めてしっかりと睡眠をとって、Mau:Meeでは食事の面や身体を動かすなどの健康管理を今後も盛りだくさんでお届けしていきますので、是非ご覧くださいね。