食用オイルソムリエが解説するオリーブオイルが体にいい理由
近年イタリア料理と共にオリーブオイルも見直され、オイルの重要性も色々なメディアで目にするようになって来ました。
日本では縄文時代よりエゴマ植物から油を採取していたと記録に残っていて、645年の大化の改新に献上品として献上されていた時代から、ようやく奈良時代に食用オイルとして日本にも入ってきました。
一般的に日本にオイルが浸透のは明治時代頃だと言われています。
オリーブオイルの歴史
オリーブオイルですが、元はエジプトでミイラを作る為搾油されたのが起源となっていて、その後医療品や化粧品、灯油など幅広く使われていました。
ミイラ作りで使われていたのは驚きですよね!
一方今もオリーブで有名なギリシャでも、オリーブオイルは「液体の黄金」と呼ばれていて、最近のオリーブオイルのように等級があり、貴重なオイルとして流通していました。
近年オイルの使用が見直され、食事からの健康法などにも取り入れられているオイル。
オイルの魅力を正しい知識で取り入れて、食事とともに健康も手に入れましょう。
今回はオリーブオイルの魅力についてお届けします。
オリーブ木から取れるオリーブオイルの基礎を知ろう!
オリーブ油は学名Olea europaea(オレア・エウロパエア)と言い、モクセイ科の常緑高木です。日本語ではごく僅かですが橄欖(カンラン)と呼ばれることもあるそうです。地中海地方で原産されることが多く、スペイン・イタリア・ギリシャなどで広く栽培されているのを知っていましたか?日本では現在香川県の小豆島で栽培されているが有名です。
現在世界中で栽培されているオリーブの品種は1200〜1300以上と言われています。とても沢山の品種がありますね。そのうち60種のオリーブが小豆島で栽培されているそうです。
搾油の方法として低温圧搾と冷圧搾があり、冷圧搾で取られたオイルがエキストラヴァージンオイルと呼ばれるオイルです!
主成分:オレイン酸・リノール酸・α-リノレン酸・飽和脂肪酸
オレイン酸:オメガ9系の一価不飽和脂肪酸の主な要素です。このオレインとはオリーブから出た要素で、オリーブが由来と言われているんです。
特徴:酸化しにくい・熱に強い
日本で流通しているオリーブオイルはどれを選んだらいい?
『エキストラヴァージンオイル』『ピュアオリーブオイル』『オリーブポマスオイル』あなたはどのオリーブオイルを使っていますか?オリーブオイルには圧搾法や等級、圧搾部位によってオイルの呼び方もかわってしまうんですね。
それでは一つづつ解説していきます!
『エキストラヴァージンオイル』
科学的な添加、精製などを一切していないオリーブの実を冷圧搾で搾油されたオイルを”エキストラヴァージン”と呼びこのエキストラヴァージンの中にもまた等級があり、酸化の度合などで決められています。
エキストラヴァージンオイル→極上バージンオリーブオイル→高級バージンオリーブオイル→バージンオリーブオイルの順です。
『ピュアオリーブオイル』
バージンオイルと精製オリーブオイルもしくわ、搾カスから精製したオリーブオイルをブレンドしたオリーブオイルをピュアオリーブオイルと言います。ピュアと言う言葉からイメージされるオイルではないですよね。
『オリーブポマスオイル』
ポマスとは搾りカスと言う意味の言葉で、搾りカスを精製した物とバージンオイルをブレンドしたオイルです。このオイルは大きめの容器に入っていて安く売られています。
なぜオリーブオイルはなぜ健康にいいの?
オリーブオイルのオメガ9系(Ω9)オレイン酸とい言う脂肪酸は人の身体で作ることのできる油です。このオレイン酸の特徴として熱に強く酸化しにくい性質を持っていて、生活習慣病の予防に期待できると言われています。
もちろん摂取の方法と、摂取量、保存状態にも着目することで、その効果を期待すること間違いなしです。その他悪玉コレステロールを減らすこともできるのに善玉コレステロールは減らさないと言うとても賢いオイルで、胃のトラブルや脂質の代謝を助ける効果と美肌の効果が期待できます。この効果を得るために大切なのは、購入する際オイルはどのグレードのオイルなのかと言うことです。
食事は誰でもが毎日必ず食べますよね!当たり前にある事から大切に思う事もまた、生活の質の向上につながるではないでしょうか?それでは、美味しく食べて今日を元気に過ごしてくださいね!