空手が嫌いだった私が、空手の指導者になった理由③/高校生時代~転機編
こんにちは!Risaです。前回の中学生時代の続きになります。(前回のお話は『こちら』)
こんな私のしょうもないお話に付き合ってくれて、ありがとうございます。
さて、今回は高校生になってからのお話になります。
高校生になった私は、新しい道場に毎週金曜日に通わせてもらいながら、これまでの道場にも通いました。
両親は、送り迎えだけでもかなり大変だったと思います。
まして、新しい道場は車で片道1時間かかるところでしたから、送り迎えも含めて通わせてくれて、本当に感謝しています。。
新しい道場が転機に、、何があったのか
新しい道場で、まずとても驚いたのは、自分の良いところを師範から「良い!」とほめてもらったことでした。
空手をやっていて、「怒れるか、指摘されるか」の経験しかなかったので、自分の空手が”良い”ものであるという思考が全くなかったので、「Risaのここが良い!」と、具体的に言ってもらえたこと褒めてもらえたことが、自分の中での大きな転機の言葉になりました。
新しい道場へ通うまでは、、、
試合で勝つことも、競技人口がそこまで多くない中では、勝ったところで先生のほめる対象にはならなかったためか、特に何か言われることもありませんでした。試合で勝てたら嬉しいというよりも、何も言われないから、ほっとして帰る。私にとっては、ただそれだけでした。
新しい道場で、褒めてもらえたこと、自分の良い点が知れたことで、自分がやってきたことが間違いではなかったと、初めて気が付いた瞬間でした。
空手を続けて来て、初めて「もっと上手くなりたい」という欲が湧いてきたのも、その時でした。
こうして、新しい道場の師範の方々によって、私の考え方は大きく変わっていきました。
『負けたくない』『もっと知りたい』
上手くなりたいと思うようになったのと同時に『負けたくない』と思うようになりました。
この道場の師範方々は、当時、社会人としても選手として活躍している選手でもありました。師範自らが試合で活躍しているところも見ていましたから、自分も同じように表彰台に立ちたかった。
他の子には、負けたくないと強く思ったのです。
ある時、東京の先生を呼んだからと、師範と一緒に形の稽古をつけてもらうことになりました。
今思い返してみても、とても、とても、とても体力的に苦しい練習でした。
何時間も同じことを繰返し繰返し、練習。でも、不思議と嫌じゃなかったのです。
先生がその時「乾いたスポンジのようですね。よく吸収しています。」
そう言ってくださったことが、とても印象に残っています。
(今まで理解しようともしなかった私が、遅ればせながら、ずいぶん変わったのです…笑)
稽古中、自分が、自分の技が変わっていく”実感”が持てたのには、自分でも驚くことでした。
稽古が始まる前と、終わり掛けでは、別人のようになりました。
そう分かると、『空手をもっと知りたい。できるようになりたい。』と心から思うようになりました。
この後、どうなって行ったかは、また後日。。