『香りの記憶』人の感じる快・不快のイメージ:幼い頃の思い出はこんな風に思い出される?

私たちが日々感じているいる香り。

人は香りで過去の思い出をイメージすることができますよね。
さてアナタは知っていますか?

この世の中に香りの成分が何個あるかを。。。

答えは後ほど記載しておきますね!

それでは、今回も最後までお付き合いいただけたら幸いです。

香りを感じる嗅覚とは

人には感覚的な器官があります。

嗅覚・味覚・聴覚・触覚という形で私たちは目で見ることや触れることなど色々な物を判別することができますね。

その中で香りを感じる器官として嗅覚があります。
香りがなくては美味しい食べ物を美味しく味わうことはできません。

匂いがわからなくては、イヤなものと良いものの判別もつきません。

ですから、私たちはこの嗅覚から得られる情報で色々なことを判別し、好き、嫌いなどの意識とイメージを持って生きているのです。

さて、先ほど香りの成分はこの世の中に何個ある?

と言うご質問させていただいたのですが、

早速答えです!!!
この世の中にある匂いの種類は約40万種類あると言われています。
そして私たちの嗅覚には約400の受容体があると言われているのです。

『400』という香りの記憶が私たちの中にあるのです。

世の中に点在する香り種類の膨大さに驚きませんか。

私たちにはまだ感じたことない香りがこの世には沢山あるということですね。

400の受容体ではこの世の中にある全ての香りをわかることができません。。

ですが、それがまた神秘だったりします。
私は未だ出会っていない香りに出会いたくて仕方がありません!

皆さんはどうでしょうか?
そこで今回は、香りの記憶としてわかりやすいのではないかと思われる記憶の扉を一つだけ開けて見たいと思います。

歯医者さんの香りはクローブの香り?

香りのイメージとして誰しもがわかりやすい例えを考えてみました。

いい思い出や嫌だった思い出そんな時ふと思い出したものが、、、、

『幼い頃歯医者さんに行くのが怖かった。。』

大人になってからもそんな幼い頃の思い出が、

痛みは勿論のこと、匂いや音の思い出が跡を引いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それはこの香りから連想されているかもしれません。

クローブ(丁子)は香辛料としてカレーなどに入っていますが、

釘のような形をしています。

オレンジにこのクローブを刺したフルーツポマンダーなどを見かけたことはありませんか?

魔除けなどと言われていますが、
元々中世ではペストから身を守るお守りとしてポマンダーをかけていたそうです。

魔除けと呼ばれた由来はそこなのでしょうね!

実際アロマでは『クローブ』フェノール類のオイゲノールと言う成分を持った特徴的な香りの植物の精油です。

フェノール類は精油成分の中でもとても強い抗菌作用を持った成分です。

歯医者さんではユージノールと呼ばれているそうです。

今回はこの『クローブ』のフェノールについてピックアップしていきます。

現在ではこの香りについて取り組んでいらっしゃる歯科クリニックさんも沢山あると思われます。

ですが、私たちの匂いから得た過去の記憶を消すことは中々難しいことだと思いますが。

香りを知ることで、香りのイメージと記憶が良く変化することを願って!

今回は香りのイメージについてシェアしていきますね!

歯医者さんをイメージする香りの芳香成分とは?

芳香成分類電子座標

そもそも『香り』は『芳香性分類』という香りの成分を含みます。

同じ成分を持つ香りには同じような芳香成分と作用があります。


芳香成分類
『14種類』

モノテルペン炭化水素類
セスキテルペン炭化水素類(+帯電)
セスキテルペン炭化水素類(−帯電)
モノテルペンアルコール類
セスキテルペンアルコール類
ジテルペンアルコール類
エステル類
ケトン類
フェノール類
フェノールメチルエーテル類
テルペン系アルデヒド類
芳香族アルデヒド類
酸化物類
ラクトン類

今回はそのうちの1つであります『フェノール類』について解説をしていきますね!

フェノール類は、上記の芳香成分類の電子座標軸内『プラス帯電 強壮作用』『極性(親水性)』にいちしています。

『親水性』ということで、水に溶けやすい成分であることがわかりますね!

ということは、逆側に位置する無極性は『疎水性』と言って水に溶けにくい成分であることがわかりますね!!

そしてプラス帯電した強壮作用ということで香り成分としてはとても強い香りです。

抗菌作用のとても優秀な成分です。

芳香成分のフェノール類は固有作用として次の3つの作用を持っています。

『オイゲノール』・『チモール』・『カルバクロール』

それでは、次にこのクローブが持つ芳香成分フェノールについてご紹介しましょう!

クローブが持つフェノール類とは?

クローブは75〜90%のフェノール類のオイゲノールが含まれています。
さて、フェノール類から主な作用を見ていきましょう!


【フェノール類】
抗寄生虫作用
抗菌作用
抗ウイルス作用
抗真菌作用
強壮作用
刺激作用
免疫刺激作用
加温作用

次に固有作用としてオイゲノールを見ていきましょう!

【オイゲノール】
鎮痙攣作用
鎮静作用
麻酔作用
子宮収縮作用

それでは、解説を加えて見ていきましょう!

フェノール類は精油の中で一番に抗菌作用の強い効果を持った芳香成分です。

このクローブは、ハーブのスパイスとしてカレーなどに使用されることや、

他にも皆さんも嫌いだと思うのですが、、、

私も大嫌いなゴキブリや蚊やダニもこの香りの成分を嫌うんですよ!!!

そして、このフェノール類の主な作用抗菌作用とオイゲノールの鎮静作用・麻酔作用を使って歯医者さんで歯の痛いところへの治療をするのです。

ですからこのクローブの香りが歯医者さんの香りへと記憶されているんです。

先ほど少し触れました『ユージノール』がこの『オイゲノール』なのです。

ここまで見ていただいていかがでしょうか?
この香りはとても強い抗菌作用があり、実は歯医者さんでお世話になったことのある薬剤に含まれた香りの成分なのです。

香りがとても強いため、何らかしかの記憶と重なり、苦手なものとして記憶されてしまうのかもしれませんね。。

アロマでも、このクローブは少量でしか使われません。

ですが、スパイスに使用されていたり、わたしたちの嫌いな害虫などが嫌がる芳香成分だったりと、

悪いことばかりでもありません。

そして、相性のいい精油と合わせることによって、

苦手な香りからいい香りへと変化します♪

苦手意識を取り払い色々と試して冒険してみるのも良いかもしれませんよ!

それは新しい『好き』を見つけるチャンスとなります。

是非お試しくださいね♪

それでは最後に、クローブと相性のいい精油をご紹介していきます。

クローブと相性のいい精油とは?

実際『相性の良い精油』と人が直接感じる香りの相性の中でどう感じるのかを知っておきたかったので、

今回Mau:Mee Aroma&Herbから以前取材でご協力いただきました、
森谷歯科クリニック様へ4本のブレンドしたルームコロンを送らせていただき、

どのブレンド精油が一番良かったかを伺いました。

送らせていただいた4種類は『シトラス系・フローラル系・ウッディ系・バルサム系』でブレンドさせていただいたところ。

スタッフの皆さんの評判として『フローラル系』が1番良いとのことでした♪

さてそれでは、クローブと『相性の良い精油』をご紹介します。

【クローブと相性の良い精油】
フランキンセンス
ミルラ
ローズ
ラベンダー
クラリセージ
柑橘系
ローレル
イランイラン

上記がクローブと相性の良い精油として挙げられているものです。

私が実際ブレンドしたフローラル系はこの中には含まれてはいませんが、

成分が同じ又は似たような芳香成分のある精油をブレンドしてみました!

ローズは正直お値段が高いのでとても良い香りなのですが中々手が出ません。。。

代用として使える精油があるので、そちらを代用しております。

成分を知っていると色々な精油での代用が考えられます。

皆さんも是非これを機に『芳香成分』にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

話が少しそれてしまいましたが、、、

さて今回ご紹介させていただきました。『香りの記憶』皆さんの『香りの記憶』で印象に残っている記憶はなんでしょうか?

思い出してまたその香りを感じてみてはいかがでしょうか?

それでは、本日も最後まで読んでいただき有難うございました。

今日もまたアロマで『私らしく』元気に笑顔でお過ごしください♪

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