~不思議を集めるお店~『魔宇魅堂』の実話怪談「廃墟の学校で」
不思議なお話を集めている『魔宇魅堂』へようこそ。
夏休みを堪能している皆さん。いかがお過ごしでしょうか。
さて、魔宇魅堂は、気まぐれに開店する不思議な不思議なお店。
ちょっと涼んでいらしてね。
今日も、ちょっと不思議なお話をお聞きいただきましょう。
廃墟の学校で
今日も一つ、不思議なお話にお付き合いください。
いつの時代になっても、肝試しなんていうものは、若者のエンターテイメントの一つになっているようで、今回は肝試しに行った方の体験されたお話です。
このお話は、愛知県にお住まいのCさんという女性が高校生の頃のお話だそうです。
Cさんは高校生の頃、まあまあのヤンチャをしていたそうで、ちょっと悪びれた先輩たちと夜遊び歩くことも、よくあったのだそうです。
夏のある日、いつものように地元の先輩の家に、Cさんと、Cさんの当時お付き合いをされていた彼氏、Cさんの幼馴染のB子さんの4人で集まっていたのだそうです。
いつものごとく、4人で何をするでもなく過ごしていたら、暇を持て余した先輩が「S学園に行ってみない?」と言い出したのだそうです。
S学園というのは、愛知県の大変有名な心霊スポットでした。現在は、もう取り壊されて別の建物が建っているのですが、Cさんが高校生だった当時は、まだ廃墟として残っていたそうです。
Cさんたちは、4名で先輩の車に乗りこみS 学園のある場所に向かいました。
到着すると、廃墟ということも夜の暗さも手伝い、一層不気味な気配が渦巻いていたのだそうです。
一通り見て、さあ帰ろうかというタイミングで、一緒に行っていたB子さんが「ねえ!屋上に人がいる!」と言い出したそうです。
先輩が「何言ってんだよ。もう、帰るぞ。」と行って、B子さんを引っ張ると、「行かなきゃ!止めに行かなきゃ!」とB子さんが暴れ出しました。
屋上を見やっても、誰もいません。
Cさんは何が起きているのか分からず、怖くなって「早く帰ろう!」と泣きそうになりながら訴えました。
なんとかB子さんを車に乗せると、B子さんは大人しくなり、虚な表情で黙り込んでいたそうです。
そうしてしばらく車を走らせていると、B子さんが「あれ?S学園まだ着かないの?」と、ワクワクした表情で聞いてきたのだそうです。
一同「え!?」とB子さんの言葉に驚いて、B子さんに聞いてみると、
なんとB子さんは、一連の出来事を全く覚えていなかったのだそうです。
B子さんにしか見えていなかった屋上に立っていたという何か。
B子さんが行ってしまっていたら、どうなっていたのか。
今となっては、もう何も分かりませんが、遊び半分でそう言ったところへ行くことは、やめた方がよさそうです。
今日も、不思議なお話にお付き合い下さって、ありがとうございました。
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~不思議を集めるお店~魔宇魅堂は、不思議な不思議なお店。
気まぐれに現れて、不思議なお話で皆さんをおもてなしします。
不思議な世界で、不思議な時間をお過ごしくださいませ。
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