～不思議を集めるお店～『魔宇魅堂』の実話怪談「説明のできないマシントラブル」

現代は、インターネットやマシンの開発も進んで、大変便利になりましたが、

一方で、そういった機器にまつわる不思議なお話も、ちらほら出てきているようです。

今回は、現代ならでは、、とも言えるのでしょうか。

システム関係の会社に営業としてお勤めのMさんという男性から聞いたお話にお付き合いください。

Mさんのお勤めされている会社というのが、卸売業者さん向けに、システムをパソコンと一緒に販売している会社なのだそうですが、

地方という事もあり、卸売業者さんの中には、家族で経営をしていらっしゃるような方々も、多数いらっしゃるようなのです。

Mさんは、その会社の営業として、お客様のところを回ったり、パソコンなどの操作に慣れない方たちのサポートなんかもしていました。

朝は出社して、そこからお客様のところへ出かけていくのが通例でしたが、その日は、特にお客様との約束もなく、

今日は落ち着いている日だな、、と思っていたところへ、Mさん宛に、お客様から問い合わせの電話がかかってきたのだそうです。

Mさんは、電話を取り次がれると「お電話変わりました！Mです。」と、いつものように、気さくに話しました。

すると、お客様から「なんだか、勝手にパソコンの電源が入ってしまうの。。」と、ちょっと変わったご相談がありました。

社内のエンジニアと一緒に、あれやこれやと、原因や対策を話してみました。

パソコンのバックでタスクが残っていやしないか？

実はシャットダウンではなく、スリープモードにしてしまっていたのではないか？

電源を切る時に、他のソフトやアプリケーションはすべて終了させてから切っていたか？

強制終了をしてみたか、、、、

あらゆる方法を試みました。

勝手に、更新プログラムが走っているのでは？とも考えましたが、、、、

そもそも、お客様で使っているパソコンはインターネットに接続されていないものでありました。

お客様のお話では、毎日パソコンの電源を切ってからお帰りになるのだそうですが、、、

翌日の朝になると、パソコンの電源が入っているのだそうです。

日中お出掛けになる時に電源を切ってから出でけて戻っても、そのままパソコンの電源は切れたままだそうで、

勝手に電源がついてしまうのは、決まって夜で、翌日の朝出勤をした時に気が付くのだそうです。

何度も、その現象が起こるので、一度、コンセントを抜いてお帰りになったのだそうですが、、、、

翌日、不思議なことにコンセントも刺さっている状態で、電源がついていたのだそうです。

Mさんも、エンジニアの方も、もはやこの現象のマシントラブルについて説明などできませんでした。

これは、単なる誰かのいたずらなのか、はたまたお客様の勘違いなのか、それとも、、、

原因はもう分かりませんが、マシンの事が分かるだけに、、、こうやって説明できないトラブルが起こると、ちょっと怖くなりますよね、、、

ただ、現象が現代ならでは、、ですよね。。とMさんがおっしゃっていました。